これはヒドイ!こんな老人ホームは、絶対に紹介できません

今回は、私が見てきた老人ホームの中でも「これは、かなりひどいなぁ~」と感じたホームのことをお伝えします。

あなたが老人ホーム選びをするとき、専門学校を選ぶようにホーム探しをするとよいでしょう!
専門学校には「パソコン」や「美容」、「楽器」や「簿記」などなど、さまざまな学校があります、それぞれの学校が、授業の進め方や生徒集めに工夫をしているのは、ご存知でしょう。

例えば「美容」を教える2つの学校があれば、講師も違えば、学費も違う。もちろん立地も違います。老人ホームも、同じで、介護スタッフの質も違えば、費用も違います。それぞれのホームに強みがあり、特徴があります。

大事でなのは、ここからです!
一般的に、費用が高い老人ホームは、良い老人ホームだと思われがちですが、そんなことはありません。
まず、介護保険で受けられるサービスは全国一律です。電気代や水道代などの、水道光熱費も大きな差はないでしょう。

では、違うのはなにか?
主に、家賃(利用料と書いてある場合もあります)と食費、そして介護保険サービス以外の人件費です

例えば、食事の料金の違いを考えてみましょう
ちなみに食事の内容は、1食あたり400円と1,000円の違いく比べてみましょう
1食400円×1日3食×30日=3.6万円/1か月
1食1,000円×1日3食×30日=9.0万円/1か月
その差は、5.4万円/1か月

1食1,000円であれば、それなりにおいしそうなお食事を期待しますよね。
ところが、ある日、とある高額な老人ホームに、知り合いのドクターと一緒に訪問した際、耳を疑うような言葉が飛び込んできました。

すみません、今日の午後1時30分から〇〇さんとお約束できました安斉と申します。

あぁ、聞いていますよ。〇〇さんは、お部屋にいますよ。

お食事は、もうすまされましたか?

大丈夫ですよ、12時には与えておいたから・・・・

「与えておいたから!?」
わたしとドクターは、言葉を失いました。

この老人ホームは、建物の建っている場所もよいし、外観もきれいで、入居金としてウン百万円も支払う、いわゆる高額老人ホームです。
スタッフのユニホームも統一され、いかにも高級なホームの雰囲気を作り出していたのに、結局は見かけだけの老人ホームでした。
あなたの親を、そんなところへ入れたいと思わないですよね

大手だから安心とか、費用が高いから良いとか、あまり関係ありません。
わたしは、老人ホームの開発コンサルタントとして、これまでに400部屋のホームをオープンしてきました。老人ホームの裏側の事情までよく知っています。

こんなヒドイホームに、ウン百円も支払って入居してもらいたくありません。

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