睡眠で、認知症は治る!?
先日、知り合いの薬剤師と話をしました。
その薬剤師も、すでに他界されたお母様の認知症にご苦労されたようでした。
「毎日、昼も夜も関係なく2時間ごとにトイレに行くんです。そのたびに家族は夜中起こされて、ぐっすり眠れませんでした。」
よく耳にする「頻尿に関する」お困りごとでした。
「母は、夜、2時間おきにトイレに起きるためぐっすり眠ることができなくなり、昼間は空中を眺めるように「ボーッ」と過ごし、白昼夢を見ているような感じでした。」
<<ここからがポイント>>
そこで薬剤師はお母様の「頻尿」過活動膀胱(かかつどうぼうこう)を改善する薬を飲ませることにしたそうです。
すると、2時間ごとに行っていたトイレの回数が徐々に減り始め、ついには夜間の2時間ごとのトイレにも行かなくなったとのことでした。
その結果・・・
充分な睡眠を取り戻すことができるようになり、体内時計の乱れが正常化され、認知症の症状が劇的に改善されました。と、教えてくれました。
アルツハイマー型の認知症の診断を受けていたそうなのですが、
①夜間の良質な睡眠を確保することで、
②体内時計が正常になり、
③脳内ホルモンが正常に分泌されるようになった
と、考えられます。
やっぱり、人間は良質な睡眠を取る必要がある動物なんですね。
私も、お話しを聞いて大変勉強になったのでシェアさせていただきました。