ネットや雑誌などで「介護は突然やってくる」
こんな活字を見たことはありませんか?
本当に「介護」は突然やってくるのでしょうか?
私は、福祉用具専門相談員・住環境福祉コーディネーターとして、ケアマネや介護ヘルパー、看護師らと、これまでに500件を超える在宅介護をされているお宅を訪問してきました。
さらに、3000件を超える方に、老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の案内をしてきた経験があります。
それらの経験からお伝えするのですが
突然やってくる方もいらっしゃいますが、突然ではなく徐々にやってくる方もたくさんいらっしゃいます。
ただ「突然、介護がやってきた方」は、ほとんどすべての方が「いきなりの介護」何からはじめてよいのか、何をやったらよいのかわからずに困っているのは確かです。
介護が必要になったら、まずは何から始めたらよいのでしょうか?
ぜひ知っておきたい手順をお伝えいたします。
まずは地元の「地域包括支援センター」にいき、相談することから始めましょう。「地域包括支援センター」は、各市区町村、行政に必ずあります。
窓口に行くと相談員がいますので、「いつから、どこで、だれが、どのように困っているのか」を正確に伝えて、これからどんな解決方法が考えられるのか相談してみましょう。
すべては、ここから「介護生活」が、はじまります。
「突然、介護がやってきた方方」も「徐々に介護が必要になってきた方」も、まずは「地域包括支援センター」に、行くことから始まるということを覚えておきましょう!
もし、地域包括支援センターに行くことができない方(例えば独居の方で、急に歩くことができなくなってしまった方など)は、まずは地域包括支援センターに「電話」をしてもよいですし「民生員」にお話ししてもいいです。
「いちばん、やってはいけないこと」は、黙って我慢し続けること。
新聞やテレビなどで、見かける悲しい事件や事故の多くは、だれにも相談できず我慢し続けた結果、あのような事件や事故に発展しています。
もしあなたが老後の住まいで心配やお困りごとがあるならば、私の開催する個別相談会などもぜひご活用ください。(不定期開催)