シニア専門・住まいコーディネーターとは?

コディネートって、何をしてくれるの?

「カラーコーディネート」や「インテリアコーディネート」って、聞いたことありませんか?

「コーディネート」とは「各部を調整して、全体の調和をととのえること」という意味です。

部屋の壁や床の色、家具やカーテン、照明など全体の調和のとれた(コーディネートされた)お部屋は、感じがいいですよね。

洋服も、上着やズボン、スカートやくつまで、全体の調和(コーディネートされた)がとれていると、ステキです。

私は、あなたの希望や好み、困っていることなどをお聞きして、あなたが「暮らしやすい住まい」をコーディネートいたします。

なぜ、シニアの住まいが専門なのか?

高齢者になると、身体機能や認知機能、そのほか収入などにも変化が現れてきます。その変化に合わせるように、住まい方や暮らし方も暮らしやすく変化をさせてしていくのが良いと思っています。例えば、あなたの足腰の機能が衰えてきたら、「足腰の機能が低下=すぐに車いすを利用」では、ありませんよね。まずは、家の中の段差を解消できる部分を解消したり、転倒のリスクがあるところに手すりを設置したり、寝室の場所を変えてみたり、まずは住まいの中でできる限りの安全対策を取るようにします。これがコーディネーターの役割です。

私は「福祉用具専門相談員」「福祉住環境コーディネーター」として、これまでに500件以上のさまざまなお住まいに伺い、安全に暮らせるような環境づくりのお手伝いをしてきました。その知識と経験、そしてノウハウを、これからも困っている多くの高齢者の方々のために活かしたいと思っています。

独居のため、あるいは老老介護のため、自宅で転倒したまま、起き上がれずに朝を迎えた高齢者を、何度も見てきました。真夏の暑い日に、クーラーや扇風機を回すこともなく、カーテンを閉め切った部屋で熱中症になりかけた高齢者のお宅に行った時もありました。重度の認知症の女性が、庭のフェンスを乗り越えて外出しようとしたところ、けがをして血まみれになっている現場に出会ったこともあります。このような時は、在宅介護の限界を感じました。そして、私は老人ホームに入居することも、選択肢のひとつだと思うようになり、ホームを紹介することも、私だからこそできるコーディネーターの役割だと思っています。

プロフィール

私が個人住宅や集合住宅の仕事に携わっていた頃、実父と妻の両親が要介護の状態になりました。これをきっかけに、介護に興味を持ち、40歳を過ぎてから介護業界へ転職。福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーターの資格を取得し介護現場で経験を積むことになりました。
介護を必要とする方の住まいに「手すりを取り付け」たり「段差を解消」したり「介護ベッドを設置」したり「身体に合わせて杖や車いすを調整」したり、安全に暮らし続けることができる「環境づくり」のお手伝いしてきました。およそ500件を超える要介護者のお宅に、ケアマネージャーや介護ヘルパー、看護師達と伺い、また自らも親の介護をするなかで「在宅介護には限界があること」を感じました。

在宅介護は本当に大変です
そして介護は、突然やってきます

新聞やテレビで報道される高齢者の孤独死や虐待など悲しい事件や事故を耳にするたびに、とても残念な気持ちになります。私は「在宅介護で限界を感じ始めたら、介護はプロにお任せするべきだ」と思うようになり、平成25年から、老人ホームの紹介もするようになりました。
「本人や家族は、どんなことでお困りなのか?どんな希望をお持ちなのか?」
「在宅での介護なのか?それともホームへ入居なのか?」
私にとって「老後の住まいをプロデュースすること」は、建築、不動産、そして介護現場での経験と人脈をフルに活かせる仕事でした。費用面の相談もファイナンシャルプランナーとしての知識が大いに役立っています。
これまでに3000件を超える方に、老人ホームや高齢者住宅の案内をしてきました。
もし「老後の住まい」でお困りであれば、最善の道を一緒に考えて住まいのコーディネートをしたいと思っています。

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  1. 「介護中の親なんか、いなければ・・・」と思ったことはありませ…

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